シェアサイクルチャリチャリから、ライド料金改定のリリースがありました。

2026年2月2日から料金が改定され、ベーシック自転車は値下げされ、電動アシスト自転車は値上げされます。
- ベーシック自転車:7円/分→6.5円/分
- 電動アシスト自転車:17円/分→20.5円/分
今回の改定で、どのような影響があるか考えました。
ベーシック自転車値下げの影響|熊本市中心部では利用が活性化する?
まずは、ベーシック自転車の値下げにはどのような影響があるでしょうか?
実際に両方の自転車に乗ったことがある私は、アップダウンの少ない市街地、もしくはポートの間隔の短い場所では、ベーシック自転車でも快適に移動ができると感じました。
熊本市内で該当するのは、中央区などの主要な商業施設、公共機関、交通機関、幹線道路が集中するエリア。
生活エリアが熊本市中心部の方は、ベーシック自転車の値下げの恩恵を受け、利用がより活性化されるかもしれません。
電動アシスト自転車値上げの影響|郊外では利用控えが起きる?
一方、電動アシスト自転車の値上げで影響を受ける人はどんな使い方をしている人でしょうか?電動アシスト自転車の使い所は、坂道の多い場所や、ポートの間隔が長く長距離移動になりやすいエリアです。
熊本市郊外などがこれに該当します。
ただでさえポートの間隔が長く、利用時間が延びがちなエリアでは、値上げの影響を受けて、チャリチャリの利用を控え、別の移動手段を選ぶ人も出てくるかもしれません。
私に対する影響|私の使い方では値上げの影響が直撃する
仕事が始まり、土日は子どもと一緒に過ごすことが増え、チャリチャリを使って1人で出かける機会は減りました。
ただ、仮に私の生活エリアで利用するとすれば、値上げの影響は免れません。
私の生活エリアでは、多少の坂道があり、移動を快適にするのであれば、電動アシスト自転車の方が適しています。
生活エリア内のポートの数も少なく、買い物などの用事では、お店に一時駐輪して買い物を済ませてから元のポートに戻します。
ここで注意ですが、ポート以外の一時駐輪は、その間も利用料金が発生しています。
これは過去記事でも紹介しました。

使っていない時間も料金が発生し、その単価も上がるため、私の生活エリアにおいて金銭的な面では、あまり効率的な移動手段ではないと感じました。
ベーシック自転車配置数の実態|実質的には全体的な値上げでは?
熊本市中心部が生活エリアの人であれば、ベーシック自転車を利用することで金銭的な恩恵があり、利用が活性化すると考えましたが、本当にそうなるでしょうか?
そもそも、ベーシック自転車を利用できる人がどの程度いるのか調べてみました。
自転車についても順次増車しており、現時点(R7.9.16)では菊陽町を含め、「普通自転車 590台、電動アシスト自転車 1460台」の2,050台体制に拡充しました。
出典:熊本市シェアサイクル事業とは 熊本市ホームページより
電動アシスト自転車の台数が2.5倍近くあります。
中心部でも、チャリチャリを利用すると高確率で電動アシスト自転車に当たってしまうわけです。
ベーシック自転車を利用したくても、泣く泣く電動アシスト自転車を利用せざるを得ない状況が出てきます。
ベーシック自転車があるポートを探し、そのポートまで移動して利用できたとしても、検索した時間と移動時間で目的地まで到着したのでは?と時間効率の面でも、電動アシスト自転車の利用が迫られます。
電動アシスト自転車の圧倒的な配置数と、ユーザー側に選択権がなく、私個人としては、実質的には全体的な値上げに近いと感じました。
チャリチャリ利用減少の影響|熊本市の渋滞緩和政策への影響は?
熊本市がチャリチャリと共同でシェアサイクル事業を展開する目的は、マイカーから公共交通機関への転換を推進し、市内の交通渋滞を緩和する効果を狙っています。
今回の価格改定でチャリチャリの利用控えが起き、市の交通政策に対しての影響を、私は懸念しています。
すでにマイカーを保有しているチャリチャリの利用者層の一部が、マイカー利用を再開する可能性があるからです。
西環状道路等の交通政策が機能し始めてきている中で、どこまで影響があるかわかりませんが、逆行した動きとなっています。
まとめ|市民にとっては恩恵は小さく痛みは大きい
チャリチャリの価格改定により、配置数の少ないベーシック自転車は0.5円の値下げ、多い電動アシスト自転車は3.5円の値上げとなりました。
もちろんサービスを提供するためには、提供者の収益性も大事です。
利益が上がらなければ、安全性や持続性が確保されません。
チャリチャリは、熊本市だけで提供しているサービスではないので、今回の価格改定は全国一斉の料金体系見直しの結果だと思います。
ただ、私は今回の価格改定がチャリチャリユーザーだけでなく、市民全体に対して、不利益につながるのではと懸念しています。
チャリチャリの一部ユーザーがマイカーに回帰→さらにチャリチャリの収益が悪化→チャリチャリサービス撤退→さらにマイカーユーザーが増加→渋滞悪化
そのシナリオが実現しないことを祈ります。

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